【副教科攻略】音楽・美術・体育・技家の内申点を確実に上げる方法

副教科(音楽・美術・体育・技術家庭)の内申点を上げる具体的な方法を徹底解説。観点別評価(知識・技能/思考・判断・表現/主体的態度)の逆算攻略法、東京都の2倍換算など都道府県別の重みの違い、振り返りシートの書き方まで、AIが量産できないリアルなノウハウをまとめました。

運営者は2026年度受験生・現役中3。当事者目線で執筆
運営者(My Naishin)
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2025年5月1日2026年5月11日更新12分で読める

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副教科の内申点は、努力が点数に最も直結しやすい「効率的な攻略ポイント」です。東京都立高校では副教科の評定が2倍に換算され、都道府県によっては主教科の比重を超えることもあります。なのに「どうせ実技が苦手だから」と諦めている中学生が多い——これが大きなチャンスです。この記事では、観点別評価の仕組みを逆算して副教科の内申点を確実に上げる方法を、教科ごとに具体的に解説します。

副教科が内申点の「隠れた主役」である理由

中学校の内申点(評定)は9教科の5段階評価の合計で決まります。主教科5教科の満点が25点、副教科4教科の満点が20点で、合計45点が基本の計算です。ここまでは多くの人が知っているでしょう。問題はその「先」です。

都道府県別・副教科の重み(換算倍率)

都道府県 副教科の扱い 内申点満点
東京都 副教科4教科を2倍換算 65点満点(副教科が約61.5%を占める)
兵庫県 副教科4教科を7.5倍換算 主教科4倍に対して副教科が1.875倍の比重
神奈川県 全9教科を3年間分合計 135点満点(副教科60点分)
大阪府 副教科を1.5〜2倍換算する高校もあり 高校ごとに異なる

自分が受験する都道府県・高校の換算方法を必ず確認しましょう。副教科の比重が大きいほど、1点の差が合否に直結します。

東京都の例で考えると、副教科4教科がすべて3の生徒と、すべて5の生徒では内申点に16点もの差が生まれます(4教科×2点差×2倍)。この差を主教科だけで埋めようとすると、5教科すべてで3点以上ずつ上げる必要があり、現実的ではありません。

さらに重要なことがあります。副教科のテスト勉強を本気でしている中学生は非常に少ない、という事実です。大半の生徒が前日の一夜漬けで臨むため、少し本気で取り組むだけでクラス上位に入ることができます。


観点別評価を逆算する:3観点×4教科の攻略マップ

2021年度から全国の中学校で実施されている学習指導要領では、すべての教科の評定が以下の3つの観点で決まります。この仕組みを理解することが、副教科攻略の核心です。

①知識・技能

定期テスト・小テストの点数、実技テストの評価が中心。「何を知っているか」「何ができるか」を測る。

②思考・判断・表現

ワークシート・レポート・作品・発表などで評価。「知識をどう使うか」を測る。記述量と具体性がカギ。

③主体的に学習に取り組む態度

提出物の期限・授業態度・振り返りシートの内容などで評価。「粘り強く学ぼうとしているか」を測る。

重要なのは、評定5を取るには3観点すべてでAを取る必要がある、という点です。定期テストが満点でも、③「主体的に学習に取り組む態度」がBだと、評定4止まりになることがあります。逆に言えば、③を確実にAにするだけで評定が1つ上がる可能性があります。これが「観点別評価の逆算攻略」です。

③「主体的に学習に取り組む態度」でAを取るための行動

振り返りシートを「具体的に」書く
「わかった」「頑張った」はNG。「〇〇の技法を使ったが△△の部分がうまくいかなかったので、次回は□□を試みる」のように、課題と改善策を具体的に書く。先生はこれを最も重視します。
提出物を「期限より早く」「高品質で」出す
期限を1日でも過ぎるとBに落ちる可能性があります。締切の2〜3日前に完成させ、内容の充実度を上げる時間を作ることが重要です。
先生に「質問」しに行く
授業後や休み時間に「〇〇の部分をこういうふうに改善したのですが、どうでしょうか?」と聞きに行く。これが「自らの学習を調整しようとする側面」として評価されます。
ノートに「自分の言葉で考えたこと」を書く
黒板を写すだけのノートはCの扱いになることも。「〇〇と聞いて△△だと思った」「この技法は□□の場面でも使えそう」のような思考の痕跡を残す。

音楽の内申点を上げる具体的な方法

テスト対策:実は「暗記科目」として攻略できる

音楽の定期テストは、楽典(音楽理論)・楽曲の背景・作曲家・楽器の知識などが中心です。歌唱や演奏の上手さを問う問題はほとんど出ません。つまり、音楽が苦手な人でもテストで高得点は狙えます。

音楽テストで頻出の暗記ポイント

  • 鑑賞した曲の作曲家・時代背景・演奏形態(オーケストラ・室内楽など)
  • 楽典:音符の長さ、記号(フォルテ・ピアノ・クレッシェンドなど)の意味
  • 歌唱した曲の歌詞の意味・作詞者・作曲者
  • 和楽器・洋楽器の名称と特徴(箏・三味線・リコーダーなど)

実技・授業での評価:「声量」と「積極性」が全て

歌唱の実技テストでは、音程の正確さよりも声の大きさと積極的な態度が評価されやすいです。声が小さいと「やる気がない」と判断されてしまいます。音程に自信がなくても、思い切り大きな声で歌うことを意識してください。また、合唱では周りに合わせる協調性も評価のポイントになります。

振り返りシートのコツ(音楽版)

「上手く歌えました」「楽しかったです」で終わる振り返りは②③の観点でBになります。次のような書き方に変えましょう。

「今日の合唱練習では、2番のサビで音程が下がってしまうことに気づきました。原因は呼吸が浅くなっているからだと思うので、次回は腹式呼吸を意識して取り組みます。また、アルトパートが全体的に小さかったので、声量を上げる練習を個人でもやってみます。」

— 振り返りシートの記述例


美術の内申点を上げる具体的な方法

作品制作:「上手さ」よりも「改善の過程」を見せる

美術の評定で最もよくある誤解は「絵が上手くないと評定5は無理」というものです。しかし実際には、②思考・判断・表現と③主体的態度の観点では、作品の完成度よりも「考えながら作ったか」の過程が重視されます。

先生に何度も見せにいく
「ここをこう変えたいのですが、どう思いますか?」と聞きにいくだけで、③の評価が大きく上がります。先生は修正の過程を見ています。
制作ノート・コンセプトシートに「なぜこうしたか」を書く
「青色を使った」ではなく「冷静さと孤独感を表現するために青色を選んだ」のように、意図を言語化します。これが②③両方の観点に直結します。
授業の最初と最後で「変化」を意識する
振り返りシートには、授業前の自分の計画と、実際にやってみてわかった課題、そして次への改善策を書く。「変化の記録」が主体性の証拠になります。

テスト対策:美術史・技法用語は丸暗記で取れる

美術のテストでは、鑑賞した作品の作者・技法・時代背景や、デザインの原理(リズム・バランス・コントラストなど)が出題されます。教科書に載っている作品と作家名の組み合わせは、確実に暗記しておきましょう。絵の具の種類(水彩・アクリル)や版画の種類(凸版・凹版・孔版)なども頻出です。


体育の内申点を上げる具体的な方法

最大の誤解:運動神経は評定とほぼ無関係

体育の評定5を取れるのは「足が速い子」「球技が得意な子」だけだと思っていませんか?これは大きな誤解です。文部科学省のガイドラインでも明確に示されているとおり、「主体的に学習に取り組む態度」は、授業中に手を挙げた回数や体力の数値だけで評価するものではありません。苦手な種目でも、基本的なルールを理解し、自分なりの改善を示すことで評定4〜5を狙えます。

体育で確実にAを取る行動リスト

  • 授業の開始・終了の整列を率先して動く(先生が最も見ている場面のひとつ)
  • 苦手でも声を出す:「ナイス!」「ドンマイ!」など声かけをするだけで評価が変わる
  • 審判・記録係などの役割を積極的に引き受ける:実技評価をカバーできる
  • 体育ノートの振り返りを具体的に書く:「何が課題でどう改善するか」を記述する
  • 体育理論の筆記テストで満点を取る:ルール・用語・歴史は完全に暗記できる

保健分野のテストは「最も点を稼ぎやすい」

体育の定期テストに含まれる保健分野(健康・疾病・薬物乱用・応急処置など)は、純粋な暗記問題です。コートの寸法・競技のルール・禁止事項などの細かい数値も出題されることがあるため、ノートと教科書を丁寧に見直しましょう。ここで高得点を取ることで①の観点をAにできます。


技術・家庭科の内申点を上げる具体的な方法

技術分野:レポートの「失敗の記述」が評価のカギ

技術の制作実習(木工・電気・プログラミングなど)では、「完成した作品の出来栄え」より「制作過程のレポートの内容」が評価に直結します。うまくできなかった部分があっても、それを正直に書き、なぜうまくいかなかったのか・どう対処したのかを詳しく記述することが高評価につながります。

技術レポートで「A」を取る書き方の型

計画段階:「〇〇を作る目標として、△△の点に注意する」
実施中:「□□の手順で進めたが、××という問題が発生した」
改善:「原因は〜だと考え、〜という方法で修正した」
振り返り:「次回取り組む機会があれば〜を改善したい。この経験は〜に活かせると思う」

この型を使うだけで、②「思考・判断・表現」と③「主体的態度」の両方でAが狙えます。

家庭科分野:栄養・被服・住居の用語は早めに整理

家庭科のテストは、栄養素の分類(五大栄養素・食品群)・料理の用語(切り方・加熱方法)・被服(繊維の種類・洗濯表示)・住居(バリアフリー・環境問題)など、覚える用語量が多い教科です。テスト2週間前から単元ごとに整理し、イラストや表でまとめると効率よく暗記できます。

技術・情報分野で注意すること

情報分野(プログラミング・ネットワーク・情報セキュリティ)は近年テストに占める比重が増えています。「CPU・RAM・ストレージの違い」「2進数・16進数」「アルゴリズムの基本構造(順次・分岐・繰り返し)」などは、中学生がつまずきやすいポイントなので、早めに理解しておきましょう。


4教科に共通する「絶対にやること」リスト

教科ごとの対策に加え、どの副教科にも共通する行動があります。これを怠ると、どんなに実技が上手くてもテストが高得点でも、評定5には届きません。

通知表の「観点別評価」を必ず確認する
A・B・Cの3つの観点のうち、どれが低いかを特定する。BやCがある観点を重点的に改善することが、最短で評定を上げるルートです。やみくもに「頑張る」のではなく、ターゲットを絞って動きましょう。
提出物は「期限の2日前」に出す
期限ぎりぎりや遅れは③の観点に直撃します。提出前日に完成させる習慣ではなく、3日前に仕上げて2日前に出す習慣を作りましょう。
授業中は「発言1回」を目標にする
毎回手を挙げる必要はありません。1学期に数回、先生の問いかけに対して自分の言葉で答えるだけで、③の評価が変わります。「間違えてもいい」という姿勢が評価されます。
テスト2週間前から副教科の勉強を始める
ほぼ全員が前日一夜漬けなので、2週間前から始めるだけで圧倒的に有利です。副教科のテストは教科書と授業ノートの範囲から外れることはほとんどありません。
忘れ物を「ゼロ」にする
体操服・絵の具・裁縫道具などの忘れ物は、実技そのものに参加できなくなるため、③の観点で確実に減点されます。前日の夜に翌日の授業の持ち物を確認する習慣をつけましょう。

まとめ

この記事で押さえたいポイント

  • 副教科4教科は内申点の半分近くを占める。東京都では2倍換算で約61.5%を占めるなど、都道府県によってさらに重みが増す
  • 評定は「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点で決まる。評定5にはすべてAが必要
  • ③「主体的態度」は振り返りシートの具体的な記述・提出物の期限厳守・先生への質問で確実にAを狙える
  • 音楽・体育のテストは「実技と無関係な暗記問題」が中心。楽典・作曲家・保健・ルールの知識を覚えれば、実技が苦手でも高得点を取れる
  • 美術・技術のレポートは「上手さ」ではなく「なぜそうしたか・どう改善したか」の思考の過程を書くことが評価のカギ
  • ほぼ全員が副教科を後回しにしているので、2週間前から対策を始めるだけでクラス上位が狙える
  • 通知表のABCを確認して「Bの観点を1つAにする」という的を絞った戦略が最も効率的

副教科は、やり方さえ知れば最も確実に内申点を伸ばせる教科です。実技の才能は関係ありません。観点別評価の仕組みを理解し、提出物・振り返り・テスト対策の3点を丁寧にこなすことで、今学期から確実に評定を上げることができます。

都道府県別の内申点換算もまとめて確認しよう

My Naishinでは47都道府県の公立高校入試における内申点の換算方法・評価期間・傾斜配点を都道府県別にまとめています。自分の地域の正確な情報をチェックして、戦略的な受験準備を始めましょう。

都道府県別の内申点情報を見る

よくある質問

Q実技4教科の成績を上げる最大のコツは?
A実技は「センス」ではなく「準備・提出物・授業態度」で決まります。授業で配られるプリント・ワーク・作品の完成度を上げ、評価ルーブリックに沿って具体的に取り組むことが何より重要です。
Q音楽や美術が苦手でも5は取れますか?
A取れます。実技教科の評価は「技能」だけでなく「主体性」「思考」も見られます。授業中の取り組み姿勢、ワークシートの記述の深さ、振り返りの質で大きく評価が変わります。
Q体育のテストで点数が取れません
A体育の評価は実技だけでなく、保健分野のペーパーテストもあります。保健の教科書を読み込み、ワークを完璧にやれば、実技が苦手でも筆記で稼げます。
Q技術・家庭で評価を上げるには?
A作品の完成度より「制作過程の記録」「工夫の言語化」「振り返りシート」が評価対象です。授業中のメモを充実させ、なぜその選択をしたかを書けば、技能Cでも評定4は十分狙えます。

参考資料・情報源

※ 制度は年度によって変更される場合があります。最新情報は各教育委員会の公式サイトでご確認ください。

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